イベント情報 セミナー情報 メンバー情報発信コーナー フラッシュ〜自立に挑むレディ過去の活動
メンバー情報発信コーナー

Passeggiata in Italia (イタリア散歩 VOL.1)


「かかとに行こう!」

「かかと」というのは、イタリア半島のプーリア州のことである。7月終わりに、少し遅い夏休みを9月にとることに決めた。主な行き先はイタリアのかかと。何度かイタリア旅行に出掛けたが、ローマ以南はまだ足を踏み入れたことがなく、一度行ってみたかったからだ。行くことは決めたものの、8月中旬過ぎまで忙しかったので、結局いろいろ決め始めたのは下旬になってからだった。
 まず、全行程ではないが、旅行中はレンタカーを借りるので、どこでも好きな町に行くことができる。地図とにらめっこをしながら町を探し、何泊するかを決めていく。ホテルも探さなくてはならない。最近では、インターネットの普及とともにイタリアのホテルも簡単に探すことができるが、町によっては情報が少ない。そこで今回は、よく知られているYahoo!の「Yahoo! Italia」を使ってみた。地図には、ホテルやレストランを表示する機能もあるので、ホテルの検索もこれでバッチリ。 イタリア散歩 VOL.1
 ただ、一つ困ったことは、いつもならローマに住む友人宅に泊まってからほかの町に出掛けるのだが、夏休みのためか連絡が取れず、最初に行く町の日にちが決められないことだ。しかし、出発まで1週間しかない。9月とはいえ、イタリアはまだバカンスシーズンなので、もしかしたらホテルは満杯かもしれない。仕方がないので、友人宅に泊まることはあきらめ、カード会社を通じてローマのフィウミチーノ国際空港(=レオナルド・ダ・ビンチ空港)横にあるヒルトンホテルを予約し、翌日空港でレンタカーを借りることに決めた。
 レンタカーは現地でも借りられるが、私は前もって日本で予約をしておく。そのほうが安心だ。ホテルの予約はその場で取れたが、レンタカーはイタリアに確認しないといけないので、返事は1日待たされることとなった。ところが、ちょうどその日の夜、ローマの友人と連絡が取れたため、ホテルはキャンセル、レンタカーは借りる営業所と日付を変更しなければいけなくなった。翌日、その旨カード会社に連絡し、ホテル、レンタカーともに確認が取れた。しかし、これがのちにトラブルの元になるなどとは、そのときは少しも考えなかった……。   

つづく

フィウミチーノ空港|ローマヒルトンホテル
 このページの先頭へ イベント情報

Passeggiata in Italia (イタリア散歩 VOL.2)


イタリア車のイベント!!

フィアット850スポルトスピーデル

ローマの友人と連絡が取れたので、ローマではホテルではなく友人宅に2泊することが決まった。その後のホテルの予約をしなければいけないが、9月とはいえイタリアはまだバカンスシーズン。あらかじめ決めておいたホテルが予約できないかもしれない。気持ちが焦るところへ1通のEメールが届いた。ローマ風景「パルマで車のイベントがあるよ!」。パルマは、ミラノから南東に約125キロのところにある生ハムで有名な町である。
 なぜ「車のイベント」? 実は、私は車が大好きで、特にイタリア車がひいきである。もちろんイタリア車のオーナーでもある。名前は「Fiat 850 Sport Spider(フィアット850スポルトスピーデル)」。生産されたのは、今から37年前の1968年。クラシックカーの部類に入り、現存するものはイタリア本国でも少ないらしい。
 メールは、その車が集まるミーティングがあることを知らせるものだったのだ。こんなチャンスはめったにない。私は、すぐに「CLUB FIAT 850 SPIDER BERTONE(クラブ・フィアット850スピーデルベルトーネ)」のホームページ(www.fiat850spider.it)を開き、連絡を取ることにした。一番手軽なのはやはりEメール。ミーティングに参加したい旨をクラブに送信。ところが、エラーで戻ってきてしまった。仕方がないので、ファクスに挑戦。呼び出し音が鳴り、「プロント(もしもし)」という女性の声がした。これで安心と思いきや、受信をせず、そのまま切られてしまった。ローマ風景うーん、心配だけど直接電話をかけてみる。ところが、今度はいくらベルを鳴らしてもだれも出ない。これでは連絡が取れない。あとは、ミーティングの幹事であるマルコ氏に電話をかけるしかない。「プロント?」の声。今度は通じた。ただ、電話では話がややこしいので、マルコ氏のEメールアドレスを教えてもらい、あとはすべてメールでやり取りを行うことになった。
 さて、参加させてもらえるかどうかの返事は「OK!」。会長をはじめ大歓迎だと言ってくれた。しかし、実は今回、ほかにも車関係のイベントを二つ訪問する予定なので、そちらの日程も考えると、かかとに行く計画は変更しなければならない。出発まで1週間。再度スケジュールを組み直すことになってしまった。

つづく

 このページの先頭へ イベント情報

Passeggiata in Italia (イタリア散歩 VOL.3)


やっと出発!・・・ うーん!だけど“ショーペロ”

車のイベントに参加するためスケジュールの再変更を余儀なくされ、当初の「かかと」には行けなくなったが、パルマを中心にいくつか訪問したい町を決め、ホテルの予約もできた。1カ所だけまだホテルの予約確認が残っていたが、これはイタリアに行ってから行うことにした。成田空港
 さあ、出発。当日は台風が心配されたが、どうにか雨にも降られずリムジンバスで成田へ向かった。今回の飛行ルートは、全日空でフランクフルトまで飛び、1時間半待ちでアリタリア航空でローマへ。本当ならアリタリア航空の直行便にしたかったが、日程を決めたのが遅かったので既に満席。フランクフルトで乗り継ぐことになった。
 飛行機は、台風の影響もなく定刻の11時35分に成田を飛び立った。雲の上は快晴。ほとんど揺れることもなかった。最近の飛行機は、各シートにモニターが設置されているので、好きなときに映画を鑑賞したり、ニュースを見たりすることができる。長時間のフライトだが、そんなことをしていると案外退屈することもなく時間は過ぎていく。
 さて、まもなくフランクフルトに到着するというころに、スチュワーデスがやって来た。そして、「ローマへの乗り継ぎ便のことで連絡があるので、降りたら地上係員に連絡をしてください」と言われた。はて、何だろう。何か嫌な予感がする。フランクフルト・マイン空港
 飛行機は無事フランクフルト・マイン空港に到着。ドキドキしながら地上係員のところへ行くと、「アリタリア航空はショーペロ(=ストライキ)なので、ルフトハンザ航空になり、出発は22時です」。アリタリア航空はよくショーペロがあるとは聞いていたが、自分が乗る飛行機が遭遇するなんて! まず、ローマ空港に迎えに来てもらう時間を変更しなければならないので、係員に電話を借りて友人に連絡。これでとりあえずは安心だ。それにしても、出発まで5時間以上ある。そんなに長時間空港にいても仕方がない。せっかくだからフランクフルトの町へ行ってみることにした。花屋さん
 町までは電車で10分ぐらい。町の風景は、特ににぎやかな感じはなかったが、古い建築物と近代的な高層ビルが同居している。道ばたの花屋さんが気分をほっとさせる。少し散歩をしたが、安全のために明るいうちに空港に戻った。それでも、まだ2時間ぐらいあったので、本場の「ウィンナコーヒー」とクロワッサンを調達。
 ルフトハンザ機は定刻に離陸。ローマ空港に着いたのは真夜中の12時。久しぶりに友人のフルビア、ファウストと対面した。結局、日本からイタリアまで、ほぼ丸一日の旅となってしまった。

つづく

 このページの先頭へ イベント情報

Passeggiata in Italia (イタリア散歩 VOL.4)


次なる試練!?

いよいよイタリアでの1日目がスタート。今日は、Fulvia(フルビア)もFaust(ファウスト)も仕事があるので、Faustの兄Sergio(セルジオ)と一緒に携帯電話を買いに行き、その後は一人でローマ観光である。ローマ風景
 午前9時。Sergioが迎えに来て、外で待っている。Fulviaのアパートは、部屋とアパートの出入り口だけではなく外の門にも鍵があるので、自由に人が出入りすることはできない。Fulviaが私のために作ってくれた合い鍵を鍵穴に差し込んでみた。うん?
 開かない。もしかしたら、ほかにも鍵があるのかもしれないと思って上から下まで見てみたが、鍵らしいものは見当たらない。もう一回試してみる。やはり開かない。これでは一歩も部屋から出られない。仕方がないのでFulviaに連絡をしたら、ベランダの鉄格子からSergioに鍵を投げて、外から開けてもらうように言われた。ベランダのところに行ってみると、思ったよりも門の外まで距離がある。ここで失敗したら……と思ったが、どうにか届いた。Sergioは鍵を開けて部屋まで到着。試してみたら、その鍵は外からは開くのに中からは開かないことが判明。私のせいではなかった。これで、やっと外へ出られる。
 さて、気を取り直して携帯電話ショップへ。イタリアの携帯電話は日本とはシステムが違い、スケーダといわれるプリペイドカードを買って電話機に差し込む。面倒だが、携帯電話は一人旅には欠かせない。ところが、旅行者が買うことはなかなか困難で、Sergioが保証人になる形で購入をすることになった。
 ほっとしたところで、Bar(バール)に入ってカプチーノを一杯。やっぱりおいしい!! やっとイタリアに来た気がした。パスタ
 Sergioと別れてバスでローマ市内へ。町全体が世界遺産みたいなものなので、ぶらぶらと散歩するだけでも楽しい。ただ、朝は晴れていたのに、だんだん雲行きが怪しくなり、あっという間に雷雨となってしまった。Barに入り、Pizza Margherita(ピッツァ・マルゲリータ)を食べながら雨宿り。この季節は天候が変わりやすいらしい。
 夜は、Fulviaの両親の家へ出掛けた。Fulviaのマンマは料理がとても上手で、野菜も自分で作ったものを使っていて新鮮そのもの。FulviaとFaustoには2歳になる息子Filippo(フィリッポ)がいるが、共稼ぎにため祖父母のところに預けられている。
 朝はバタバタのスタートだったが、夜は幸せな気分でどうにか1日目が終わった。いよいよ明日はレンタカーで一人旅の始まりだ。

つづく

 このページの先頭へ イベント情報

Passeggiata in Italia (イタリア散歩 VOL.5)


車がない!!

きょうも気持ちのよい朝。いよいよドライブ旅行の始まりだ。レンタカーの予約は10時。なるべくFulviaの家の近くでと営業所を選んでいたが、地図で見ていたよりも遠く、Fulviaが車で連れて行ってくれた。
 レンタカー会社のカウンターで名前を言うと、いきなり「車はない!」。「???」。そんなはずはない。ちゃんと予約をしている。そして、「予約はきのうだ」と。そこで、よく書類を確認すると、確かに1日前の日付になっている。日本で予約変更をしたときに、カード会社の担当者が変更し忘れたのかもしれない。これは、帰国してから確認するしかない。それよりも、今どうするか……。
 とりあえずローマ中の営業所を当たってもらったが、どこにも車は見つからない。ただ、夕方になれば、もしかしたら1台戻ってくるかもしれないので、それまで待てと言う。しかし、そんな時間にローマを出発したら、予定の町に到着するころには、すっかり夜になってしまう。困ったなと思っていたら、近くにある別のレンタカー会社を教えてくれたので、駄目もとで行ってみることにした。陶器
 カウンターで車があるかどうか確認してみると、1時間ぐらいすると1台戻ってくるという返事。よかった、出発できる。おまけに、ここのほうがレンタカー代が安かった。次回からは、この会社で借りることにしよう。私の代わりに交渉してくれたFulviaには感謝、感謝!である。
 予定より少し遅くなったが、最初の目的地であるDeruta(デルータ)に向けて出発。この町は陶器が有名で、以前から一度工房を訪ねてみたかったのだ。絵付けは手描きなので、一点一点微妙に違っている。いろいろなデザインがあったが、やはり一番伝統的な絵柄を選んで何点か買い求めた。工房を見たかったら案内してくれると言ってくださり、土をこねたり、絵付けをしたりといった工程を実際に目にすることができた。そこまで見せてもらえるとは思っていなかったので、大満足な工房訪問となった。トスカーナという田園風景
 さて、Derutaを後にし、今夜宿泊するトスカーナ州のVolterra(ヴォルテッラ)へ。約2時間半の道のりである。残念ながら、少し雨が降り始めてしまった。高速道路を下りると、いかにもトスカーナという田園風景が広がり、山の上には中世の古い街並みが見えてくる。これぞイタリアだ。
 車がないと言われたときはどうなることかと思ったが、計画を変更することなく暗くなる前に町に到着できた。ホッとした。となれば、次のお楽しみはもちろん食べること、Cena(チェーナ=夕食)である。

つづく

 このページの先頭へ イベント情報

Passeggiata in Italia (イタリア散歩 VOL.6)


今夜からは、Cenaも一人だ。ちょっと寂しい気もするが、私には、一つの楽しみがある。それは、“BUON RICORDO”(ブオンリコルド)と呼ばれるものである。手描きの絵皿直訳すれば、「よき想い出」という意味で、郷土料理を多くの人に伝えていくために創立されたBUON RICORDO協会(日本代表 http://www.ict-ict.com/buon/)に加盟しているレストランで郷土料理を食べると、記念にとても可愛い手描きの絵皿がもらえるというものだ。スフォルマート・ディ・リコッタ・アル・タルトゥーフォ・ヴォルテッラーノ
 さて、予約したレストランは、ホテルから歩いてすぐで、名前は「Del Duca(デル・ドゥーカ)」(http://www.enoteca-delduca-ristorante.it/index.htm)。実は、このレストランは、ガイドブックではホテルが併設されているようなことが書いてあったので、一緒に予約しようと思ったのだが、確認をしたらレストランしかなかった。ところが、親切なことに、レストランのほうですぐ近くのホテルを予約してくれたのである。ボッリータ・コル・コロンバッチョ・エ・タルトゥーフォ・ヴォルテッラーノ
 ここVolterraの郷土料理は、「colombaccio(コロンバッチョ=モリバト)」と「tartufo(タルトゥーフォ=トリュフ)」である。そこで、Antipasto(アンティパスト=前菜)は、リコッタチーズにトリュフが練り込んであるばかりではなく、上にもトリュフがかかっている「Sformato di Ricotta al Tarturo Volterrano(スフォルマート・ディ・リコッタ・アル・タルトゥーフォ・ヴォルテッラーノ)」を選んだ。ジェラート=アイスクリーム
 次は、BUON RICORDOのピアット「Ribollita col Colombaccio e Tartufo Volterrano(リボッリータ・コル・コロンバッチョ・エ・タルトゥーフォ・ヴォルテッラーノ)」。トスカーナ地方のスープの一種で、いんげん豆や大麦などが入っている。見た目はいま一つだが、上にはたっぷりと黒トリュフが乗っていて、栄養満点である。 そして、最後のお楽しみはDolce(ドルチェ)。ちょうどFichi(フィーキ=イチジク)の季節だったので、そのGelato(ジェラート=アイスクリーム)にした。
 お料理がおいしいだけでなく、Cameriera(カメリエーラ=ウェイトレス。ちなみに、カメリエーレはウェイター)も優しく、満足、満足。
 明日の朝は、少し町を散歩してから、Parma(パルマ)へ向けて出発だ。

つづく

 このページの先頭へ イベント情報