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夢で打ち上げた「まいど1号」
高野伸子



夢で打ち上げた「まいど1号」 高野 伸子



2月12日。ネットニュースで「まいど1号」から撮影された日本列島の写真が、アップされていました。青い青い地球にとてもひかれました。
私は宇宙にも星座にも全く興味はなく、ロケットの打ち上げにも、へぇ〜っと思う程度。しかし今回は「まいど1号」というネーミングのおもしろさから興味をもちました。 1月23日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた、大型ロケットH2A15号機に搭載された小型衛星機のうちの1つが「まいど1号」です。1辺が50センチの立方体、重さは50キロ。雷観測をする衛星として飛行しています。
「まいど1号」のことは、打ち上げ前からテレビや新聞、雑誌など、いろいろなところで紹介されていました。開発したのは、東大阪宇宙開発共同組合(SOHLA)です。
東大阪は、歯ブラシから航空機の部品までつくる”モノづくりの町”としてとても有名です。その町に貴重なモノづくりの技術の継承が危ぶまれるようになり、そうした現状を打破しようと町工場のおっちゃんらが立ち上がり、2002年に設立されました。
「夢を打ち上げるんやない。夢で打ち上げるんや」のスローガンのままに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)からの技術支援、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの研究助成金の決定や、東京大学・大阪大学などと設計開発面での協力など、夢の現実のためにひとつひとつ障害を解決していき、今回の打ち上げにいたりました。
「まいど1号」に関係する記事を読んでいると、多くの人が一丸となって夢を実現させたことに感動します。
その中でもNEDOからの5年間7億円の研究助成金をとりつけた、若い2人の女性の活躍は、年が近いだけにとても感動しました。記事にはなっていない、たくさんの方たちの影の努力のドラマが数多くあるのだと思います。いろいろなかたちで開発にかかわった人たちのうちの一人が欠けても、「まいど1号」の打ち上げは実現できなかったでしょう。
人類初宇宙飛行士であるロシアのガガーリンの「地球は青かった」との有名な言葉があります。ガガーリンはこうも述べています。「この地球で最も美しいものは、働く人の姿である」と。その言葉を実感できる、今回の「まいど1号」の打ち上げでした。


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