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詩の紹介 Spellbound エミリー・ブロンテ #1 T.K



詩の紹介 Spellbound エミリー・ブロンテ #1 T.K



 英語学習者として趣味も兼ねてたまに英語の詩を読んでいます。私が見つけたオススメの詩を紹介します。以下は、Emily Bronteという人が作ったSpellboundという題名の詩です。参考文献にあるBBCのウェブサイトへ行くと、朗読を聞くことができます。

The night is darkening round me,
The wild winds coldly blow;
But a tyrant spell has bound me
And I cannot, cannot go.

The giant trees are bending
Their bare boughs weighed with snow.
And the storm is fast descending,
And yet I cannot go.

Clouds beyond clouds above me,
Wastes beyond wastes below;
But nothing drear can move me;
I will not, cannot go.

 詩の基本的な意味を理解するために、例として、第1連から1行ずつ重要な文法事項を確認してみようと思います。言葉の大雑把な意味は後の方に載せています。

The night is darkening round me,
 <主語+be動詞+一般動詞(ing形)>で「(主語)は(動詞)している」という現在進行形の意味になります。

The wild winds coldly blow;
 windsはwindの複数形なので、ここでは「一すじの風」ではなく「何度も吹く風」というような意味であると思われます。

But a tyrant spell has bound me
 <have+動詞(過去分詞形)>で「(動詞)をした(そして現在に影響している)」という完了の意味になります。

And I cannot, cannot go.
 <cannot+動詞(原形)>で「(動詞)できない」という意味になります。
 後に記載の[言葉の意味]と合わせて考えると、詩の基本的な意味は以下のようなものだと思われます。

私の周りで夜が暗くなっていっている
荒れた風が何度も冷たく吹く
しかし暴君のような呪文は私を束縛した
だから私は行くことができない

[言葉の意味]


 第2連も第3連も同様に、荒涼とした自然の中で「束縛」され「行く」ことができない「私」が描かれています。これは一説では、「私」が自分の子供の死に直面している様子であると考えられています。この説によると、「私」は自分の子供を山に残して死なせなければならない状況にあるそうです。子供を捨てて「行く」ことも、留まって子供の死を見ることもできず、その状況に「束縛」されている様子を、この詩は描いているということでしょう。詩の題名Spellboundは、「呪文に束縛された(状態)」という意味であると考えられることから、この状況を「暴君のような呪文」と表現する「私」の心痛がうかがえます。
 また、英語の詩では、行の末尾で韻を踏むことがあり、この詩では韻が多用されています。この第1連では、1行目のround meと3行目のbound me、が同じ「-ound me」(日本語の「あうんどみー」の音に近い)で終わっています。また、2行目のblowと4行目のgoは、日本語の「おう」の音に近い音で終わっています。第2連と第3連も、1行目と3行目、2行目と4行目が韻を踏んでいます。このように、韻を踏むことで詩の与える印象が強くなるものと思われます。
 第1連のみを解読しましたが、残りの部分も辞書を引きながら解読し、英語の勉強をしつつ詩を楽しもうと思います。



参考文献
poets.org
BBC
Weblio英和和英辞典
Weblioの引用についての見解

 









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