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介護の現場から あんしんサイトレポート@ 港区では 橋本明則



介護の現場から あんしんサイトレポート@ 港区では 橋本明則


平成28年5月17日


 今回は皆さんのよく知っている、介護保険の介護度について、実際見てきた経験に沿って、説明したいと思います。
 介護を必要な状態が生じたら、区役所介護保険課に本人・家族もしくはケアマネージャーが代行して要介護認定の申請を提出します。認定調査員の家庭訪問があり、55項目の質問等と生活環境の聞き取りをします。その資料を区役所介護保険課認定係に提出しコンピューター分析を行います。その後、毎週月・木曜日に開催される、認定審査会(保健・医療・福祉の学識経験者5名で構成。主治医の意見書を考慮に入れ、介護度が決定されます。

介護グラフ

 介護度は要介護で5段階あり、1・2・3・4・5と数字が大きくなるほど、介護の必要量(単位で表します)が増えていきます。金額にすると、受けるサービスの種類によって変わりますが、要介護1でおおむね17万円、要介護2で20万、要介護3で27万、要介護4で31万、要介護5で27万限度のサービスを受けることが出来ます。1→5への変化は介護度が上がる、と表現します。また介護保険を利用している方を、利用者と呼んでいます。
 介護度による状態ですが、身体的には、要介護1・2の利用者は杖・シルバーカーを利用して移動できますが、要介護3以上の利用者は、自力で歩行できない方になります。要介護4でほぼ1日をベッドで過ごし、要介護5は寝たきりの生活になり、食事もベッド上でとることが多くなります。
 2012年で462万人いる認知症患者が、13年後の2025年には1.5倍の700万人に達するといわれています。65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になるのです。近年、介護度は身体の衰えばかりでなく、認知症の程度も勘案されて決められています。身体的には問題がなくても、自分のいる場所が分からなくなり迷子になってしまった、物忘れが極端に悪くなったなどで、要介護3の利用者もいます。
 サービス1回にかかる利用者負担の費用ですが、{訪問介護20分〜30分(おむつ交換等、身体介護中心)で約280円、訪問介護45分以上(掃除・洗濯等生活援助中心で)約260円}、{デイサービス(7時間〜9時間)で約950円(食事代別)}、{訪問入浴1回1,406円}{ショートステイ一泊、2,530〜3,350円(食事代含む)}、{福祉用具レンタル、一か月車椅子500〜600円、介護ベッド1,600〜1,900円}の負担がかかります(東京港区で負担率一割の例です)。
 *介護保険負担率は平成27年8月変更になり、所得により2割負担の利用者が発生しています。公的年金等を差し引いて、160万以上の給与・不動産等の所得のある方が対象となっています。東京都だけで、全国の約14%の対象者がいます。

 要介護より軽度の方は、要支援1、要支援2に分類されますが、要介護との違いは、援助を必要としているが、身体介護がないことです。清掃・洗濯・買い物が対象になります。港区では、平成28年4月よりこのサービスが介護保険から、市区町村のサービスに変更になり、私たち事業者や介護ソフト会社はてんてこ舞いの状態でした。実際、利用者にどう影響を与えるかは不明な部分がありますが、介護保険事業から市区町村の事業に移すと同時に、「総合事業」という名称になり、簡素化しパッケージ化されたサービスに変更しようとしているようです。はっきりとした実態が見えてくれば、後日詳細をお知らせします。

 次回は障害のサービスについてお知らせする予定です。









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