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「日本」を学ぶ 二十四節気と七十二候

太陽太陰暦とともに古代中国より伝わった暦。太陽の動きを基に作られ、1年を24等分にしたものを二十四節気、これをさらに3等分したものを七十二候。それぞれに季節の移ろいを細やかに表した名称があてられ、時代や地域によって様々に変化しながら、農耕や漁など暮らしの目安として使われてきました。
このコラムでは二十四節気と七十二候とともに、その季節を感じる俳句を紹介いたします。

【二十四節気】 
小暑(しょうしょ) (7月7日〜7月22日)


梅雨明けを迎え、いよいよ夏の暑さが本格的になり、強い日差しが照りつける季節です。お世話になっている方などへ送る暑中見舞いは、この時期に出すものとされています。

[七十二候]小暑 初候 7月7日〜7月11日

温風至 あつかぜ いたる

夏の熱気を帯びた風が吹く季節です。湿度のある空気が山を越え、乾いた熱風となって吹き降ろすフェーン現象の季節であることを示しているといわれています。

遠雷やはづしてひかる耳かざり
えんらいやはづしてひかるみみかざり 木下夕爾
解説:遠くに雷の音が聞こえ、耳につけていた金属のアクセサリーを外しました。遠くの不気味な気配に不安を感じると共に、少し安堵した様子が伝わってくる一句です。

[七十二候]小暑 次候 7月12日〜7月16日

蓮始開 はす はじめて ひらく

この季節、夜が明けると蓮がひっそりと花を咲かせます。大きなつぼみをゆっくりほどいて咲く花の美しさは、極楽浄土の様子を思わせます。

ほのぼのと 舟押し出すや 蓮の中
ほのぼのと ふねおしだすや はすのなか 夏目漱石
解説:かすかに明るくなってきた夏の朝、蓮の花が咲き始めた池へと舟をこぎ入れます。早朝の清々しい空気と、間近に花を愛でることへの心浮き立つ期待が感じられます。

[七十二候]小暑 末候 7月17日〜7月22日

鷹乃学習 たか すなわち わざをならう

4〜5月に孵化した鷹の雛が、この頃になると初めて空を舞います。独り立ちができるよう、飛び方や狩りの仕方を練習して、巣立ちに向けて準備をはじめます。

其夜から雨に逢けり巣立鳥
そのよからあめにあいけりすだちどり 小林一茶
解説:鳥の雛が巣立ちをしたのを見守っていたのでしょう。その日の夜に降りだした雨の容赦のない雨音に耳をすませながら、巣立ったばかりの雛に思いをはせています。

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