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コラム 2週間で合格(うか)ろう!FP3級
第3回 リスクマネジメント

リスクマネジメントとは、個人の生活や法人などの経営において想定できるリスクを最適なコストを支払うことでコントロールすることです。ここでいうリスクとは、災害や損失の発生する可能性のことで、それらが実際に発生した際に被害を最小限にするためのマネジメントを行うにはどうすればよいかということを学びます。

災害や損失の被害を最小限に抑えるもの=「保険」が想像できますね。

生きているといろいろな災害や損失に合う可能性があります。生死に関するリスクは生命保険、病気やけがに関しては医療保険、自動車事故に関しては自動車賠償責任保険など、生活の中で存在するリスクを、それに対応した保険を用いて被害を最小限にマネジメントしてくこと。それがこの分野で学ぶリスクマネジメントです。

それでは早速、出題傾向の多い基礎的な保険制度の概要の知識を押さえましょう。

【押さえておきたい保険制度の概要】

1.ソルベンシーマージン比率

ソルベンシーマージン比率とは

ソルベンシーマージンとは「保険会社の支払い余力」のことです。
簡単に言うと、この先どのくらいの人数が亡くなり、それに対して保険会社がどれだけ支払いが生じるかを計算しその金額を準備している支払余力のことです。

ただし!予期せぬリスク、いきなり想定以上に人が亡くなってしまうような大震災の発生や伝染病の流行など、予測不能のものまでは準備していません!

保険会社がこのような通常の予測を超えたリスクにどれくらい対応できるかといった「支払い余力」を判断するための指標のひとつが、ソルベンシーマージン比率です。200%を下回ると、業務改善命令など監督官庁による行政処分(早期是正処置)の対象となります。

加入者からすると、不測の事態に対応してくれない保険会社には絶対加入したくないですよね。その指標がソルベンシーマージン比率となるのです。
 ただし、200%を超えているから破綻の可能性がないというわけではなく、保険会社を選ぶうえでの目安として比率の高いほうが安心、という程度のものです。

2.保険契約者保護機構

万が一保険会社が経営破たんした場合に、全くお金が返ってこない…。そのような事態にならないよう、破綻保険会社の契約者の保護を図り、保険業に対する信頼性の維持のために「保険契約者保護機構」が設立されています。
よく保障の割合を聞く設問が出題されるので、ここは地道に暗記で押さえておきましょう。
例えば、
損害保険会社のうち、自賠責保険や家計地震保険などの補償割合は100%だが、その他の損害保険は90%(保障対象のもののみ)、生命保険の場合には責任準備金の90%とされる、など。

3.クーリングオフ制度

クーリングオフは試験対策的にも非常に重要な論点です。
保険の契約を締結したあとに、保険をキャンセルしたくなったという場合、どういった対応ができるのでしょうか。

そもそもクーリングオフとは…
 保険契約者(顧客)からの一方的な意思表示により、一定要件のもとに保険契約の申し込みを撤回することができる制度をいいます。

もう少し具体的に学んでみましょう

(1)撤回できる期間

  • 申込日と第1回保険料振込日のいずれか遅いほうから8日以内(消印有効、該当する日の当日を含めて8日)
  • クーリングオフの内容を記載した書面を受け取っていない場合はいつでも解約できます。

(2)方法

  • 書面で行う(口頭は不可)

(3)適用除外(撤回できない場合)

  • 保険契約期間が1年以内
  • 保険会社の指定した医師の診断を受けた場合
  • 営業用、事業用のための契約
  • 保険契約者が法人である契約
  • 保険会社や代理店の営業所などで結んだ契約
  • 自賠責保険など法律などで加入が義務付けられている保険契約

このクーリングオフの項目はFP3級ではかなりの頻出項目です。

それでは過去問をみてみましょう

設問1(平成25年9月)
保険業法によれば,保険契約の申込者等が保険契約の申込の撤回等に関する事項を記載した書面を交付された場合,原則として,その交付日と申込日のいずれか遅い日から起算して( ① )以内であれば,( ② )により申込の撤回等をすることができる。
  1. ① 8日 ② 書面
  2. ① 8日 ② 書面または口頭
  3. ① 10日 ② 書面または口頭
正解 1
設問2(平成24年9月)
保険契約の申込者等がその契約の撤回等を希望する場合,原則として,契約の申込日または申込みの撤回等に関する事項を記載した書面の交付日のいずれか( ① )日から起算して( ② )日以内であれば,書面により申込の撤回等を行うことができる。
  1. ① 早い ② 14
  2. ① 早い ② 8
  3. ① 遅い ② 8
正解 3

非常に代表的な2問です。

クーリングオフに関しては、まず期限が「8日以内」ということと、「撤回は書面による申込みのみ」を必ず押さえておきましょう。
また、保険の申込日、または撤回に関する事項を記載した書面の交付日のいずれか遅い方から8日間というこのクーリングオフの期限ですが、例外があります。撤回に関する事項を記載した書面が交付されていない場合、期限に制限なく撤回が可能ということも覚えておきましょう。

一言まとめ

クーリングオフに関する出題形式は一定パターン

  • 保険の申込日、または撤回に関する事項を記載した書面の交付日のいずれか遅い方から8日以内
  • 書面のみにて可能

この2点をおさえれば確実な得点源!

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