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「緑提灯−地場産品応援の店−」 高野 伸子



食への不安を覚えるできごとが多い中、食への「安心・安全」を伝える店が広がりをみせています。
 それは「緑提灯」。
 緑提灯を飾ることにより、店主の「心意気」や「覚悟」を伝えています。

「緑提灯」とは、食料自給率が40%以下にまで落ちた日本の農業を少しでも向上させようとする活動のシンボルです。国産や地場産品の食材を積極的に使っているお店の店頭に、「地場産品応援の店」と大書きし★を並べた緑色の提灯を掲げます。カロリーベースで、国産の食材使用割合が50%以上で★一つ、10%上がるごとにさらに一つづつ増え、60%以上で★★、70%以上で★★★、80%以上で★★★★、90%以上で★★★★★となります。
 星の数は店側の自主申告に任せています。違反した時の罰は「反省と書いた鉢巻きを締める」「頭を丸める」などのお笑いも。

主な食品の自給率の変化を簡単に紹介します。

  1965年   2006年
小麦 28% 13%
大豆(食用) 41% 16%
魚介類 110% 55%
果物類 86% 36%
油脂類 33% 4%
カロリーベース自給率 73% 40%

緑提灯運動は、2004年に北海道農業総合研究センター所長の丸山清明氏のアイディアから始まりました。
 「北海道を旅行する多くの人は、北海道の自然を満喫し、北海道の食を堪能する。しかし、自然は北海道そのものだが、食べている物の多くは外国製だったりする。その逆に、北海道で大量に作られる小麦の多くはうどんとして道外で消費される。原料生産よりも商品化の方が格段に多くの利益を生むため、利益のほとんどは道外に流出している。北海道の人が北海道で利益を生み出さなければ、幾ら食料生産基地と自慢をしても、北海道自体は決して豊かにならない。これは全国各地方の何処にでも当てはまる。」と。

緑提灯運動は、★の数を競うのではなく、自給率の向上に少しでも貢献したい、全ての農家や漁師の皆さんに元気を出していただきたいと考えています。その思いは口コミや新聞、テレビのメディアを通して広がり、加盟店は今年に入り47都道府県1500店舗に広がりました。

期待をしつつ、東京の緑提灯を飾るお店にいってみました。その店は★★を表示。カウンターには、緑提灯を伝えるチラシがおいてありました。「○○産の○○」との産地が書いてあるものが多く、注文した食事はとても美味しくいただきました。値段は安い!とはいきませんが、食材にこだわりがあるということは、心の行き届いたサービスやメニューなど、お店全体のこだわりにもつながっているのだと感じ、楽しい時間を過ごせました。

緑提灯加盟店は、緑提灯ホームページで紹介されています。お気に入りのお店をみつけて、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。


参考資料

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