クワズイモ

サトイモ科アロカシア属(クワズイモ属)の常緑性多年草である。素朴な味わいのある大きな葉を持つ観葉植物としてもなじまれ、大きなものは傘にして人間も入れるほどの葉を持つ。
クワズイモの名は「食わず芋」で、見た目はサトイモに似ているが、食べられないのでそう呼ばれている。シュウ酸カルシウムは皮膚の粘膜に対して刺激があり、食べるのはもちろん、切り口から出る汁にも手で触れないようにした方がいい。 ちなみに、クワズイモを誤って食べると舌がしびれて会話がうまくできない状態になったりすることから、英語では「Dumb Cane(口のきけない茎)」とも呼ばれている。日本でも誤食による中毒が北海道で2件報告されている。東京都福祉保健局の分類では、クワズイモは毒草に分類されている。
クワズイモと弘法大師に関する伝説が鹿児島県瀬戸内町に伝えられている。それによると、弘法大師がこの地を訪れた際、ある村人がサトイモを焼いているのを見て、食べさせてくれるように頼んだが、村人はこれは食えない芋だと断った。大師が去った後にその芋を食べると、全然食べられないものに変わっていたという。